(1)支持組織
靭帯と筋肉の働きを受け骨同士が正しい位置関係を保ちながら身体を支えています。
(2)脳、神経内臓器官の保護
頭蓋骨・脊推・肋骨などはそれぞれ脳・脊髄・肺などの内臓器官を保護しています。
(3)造血組織
骨の中にある骨髄という組織では血液成分である赤血球・白血球・血小板が作られてます。
(4)カルシウムの貯蔵庫
血液中にはカルシウムが100cc中に9mg±1mgという安定した濃度で含まれていますが、その濃度が薄くなってきた時には骨からカルシウムを溶かし出します。骨はその時に備えて貯蔵庫の役割を果たしています。
(5)全身で働く細胞の多くは骨髄がふるさと
骨髄には幹細胞と呼ばれる細胞が住みついています。この細胞は赤ちゃん細胞のようなもので骨髄の中で何回か細胞分裂を繰り返すうちに、やがては皮膚の細胞、血管の細胞、筋肉の細胞等に少しずつ成熟していきます。細胞の多くが、ある時期まで骨髄で過ごし骨髄を出てそれぞれの組織で活躍をするのですから、それらの細胞にとっては骨髄はふるさとなのです。"骨の健康は全身の健康にもつながる"といっても決して過言ではありません。
皮膚が古くなるとアカとなってはがれ落ちて新しい皮膚に変わるのと同様に、骨でも組織の生まれ変わりが行われています。この生まれ変わりの事を新陳代謝といいますが、この新陳代謝は人が生きている限り年齢に関係無く続く働きです。新陳代謝は皮膚や骨以外でも身体の中の多くの組織で繰り返されています。
骨からカルシウムやその他のミネラル、タンパク質等が抜け出てスカスカになる事。これは歳をとる事に加え閉経、カルシウムの摂取不足、運動不足が原因で起こると考えられていましたが、破骨細胞と骨芽細胞の働きのバランスがとれず、破骨細胞の働きだけが進んでしまい起こるものであることが判ってきました。
妊娠、出産を境にして、胎児、乳児にカルシウムをとられることで骨が粗鬆症化するケースもありますし、最近ではファーストフードやスナック菓子の多食や間違ったダイエットによって栄養不良をきたすことで、破骨細胞と骨芽細胞の働きのバランスが崩れ、その結果、若者の中でも骨粗鬆症は増えてきています。
骨粗鬆症は高齢者だけのものでは決してないということを理解しておかなければいけません。
バランスのとれた栄養素を充分にとり新陳代謝の機能を高め、適度な運動で骨に刺激を与える事が骨の健康につながります。
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